日本の伝統美を現代に蘇らせるジュエリー「扇」

デザイナーMimaya Daleが創り出す、和と洋の融合

扇は、18Kのイエローゴールドで作られ、丸いサファイアがあしらわれています。折り扇は開くと広がることから繁栄を象徴し、日本の文化においては良い精霊を送り出し、迎え入れる重要な道具とされてきました。その象徴的な意味合いと、目を引くユニークなデザインが、他のジュエリーとは一線を画す特徴となっています。また、このリングはどちらの方向からでも着用することができ、それぞれ異なる独特の美しさを醸し出します。

制作にあたっては、3Dジュエリーソフトウェアを使用してデザインを行い、3Dプリンターで出力した後、18Kイエローゴールドで鋳造されました。折り扇部分はマット仕上げのテクスチャーが施され、リングの残りの部分はミラーポリッシュで仕上げられています。最後に丸いサファイアがセットされました。

リングのサイズは、幅26mm、奥行き23mm、高さ22mmとなっています。キーワードとしては、「扇」、「折り扇」、「リング」、「サファイア」、「イエローゴールド」、「日本インスパイア」、「象徴的なジュエリー」、「意味を持つジュエリー」などが挙げられます。

このプロジェクトは、2019年6月にバンクーバーで開始され、同年12月に完成しました。デザインの過程で、折り扇の意味や歴史を理解するために書籍やウェブで調査を行い、また母親である着物スタイリストとの相談を通じて、自身のルーツや野心を再発見する機会となりました。

デザイナーのMimaya Daleは、ジュエリーは美しいだけでなく、着け心地も重要だと考えています。そのため、折り扇の正しいバランスを見つけるために、何度も試行錯誤を繰り返しました。リングには一定の重さがあるため、指に適切にフィットするような寸法を見つけることが必要でした。

この「扇」リングのデザイナーであるMimaya Daleは、このリングを通じて象徴的なメッセージを伝えています。彼女のインスピレーションは、折り扇が日本の文化でどれほど愛され、肯定的な意味を持つかから来ています。18Kイエローゴールドとサファイアを素材として使用し、豪華な雰囲気を醸し出しています。また、折り扇がリングに斜めに配置されていることで、独特の美しさが生まれています。彼女のデザインは、東と西の融合を表現しています。

このデザインは、2020年のA'ジュエリー、アイウェア、ウォッチデザイン賞でゴールデン賞を受賞しました。ゴールデンA'デザイン賞は、デザイナーの才能と知恵を反映した素晴らしい、優れた、トレンドセッティングな作品に授与されます。これらは、芸術、科学、デザイン、技術を推進し、その優れた卓越性と願わしい特性で世界に大きな影響を与える尊敬される製品や明るいアイデアです。